컬렉션: 銅製 玉子焼鍋

だし巻き玉子の、あのふわふわさ、あの「だし巻きかげん」は銅鍋を使うか否かにかなり左右されるんだって、みなさまご存じでしたか。既に使っている方には常識だったかもしれませんが、敢えて言うことでもなかったかもしれませんが、何でそこをもっと強調して教えてくれなかった?!(買わない言い訳に囚われ聞いていなかった可能性)

鉄のフライパンで焼いた玉子焼きが好きだし……。とくだん銅の玉子焼き鍋じゃなくても……。そこまでこだわらなくても、ねえ……。結構なお値段ですし……。等々、さまざまな言い訳とともに20年くらい迷っていましたが、やっと踏ん切りがつき銅製玉子焼鍋に手を出しました。……少しでも興味のある人は本当に早く買った方が良いです。
使わない時間がもったいない。自宅で、自分の作っただし巻き玉子が、とんでもなくふわっとジューシーに仕上がるんです。お店で出てくるだし巻きの、あの「だし巻きかげん」になるんです…!!勿論、プロとは腕も材料も違うのでそこは比較できませんがだし巻きの「だし巻き感」と言いましょうか、あの「フワッフワでじゅわっじゅわ」な感じが簡単に出てしまう。「あの感じ」に焼き上げるには、銅鍋が絶対条件だったんです。他の鍋で焼いても「ああ」は一生ならないんですね…。早く知りたかった。
ともかく。技術は別として、「銅鍋でしか実現できない焼かれ加減」というものが存在することを知りました。これまでもだし巻き玉子を作ったことはありますが、固くなっても、料理が得意なわけでもないしマアこんなものかと、腕がマズいんじゃないかと納得しそれ以上の追及はしてきませんでした。(主に鉄鍋で焼いていました。常にしっとりみっしり焼き上がりそれはそれで好き)それが、銅の玉子焼き鍋の油慣らしを終えいざ卵液を入れた瞬間、これだったのか、と。だし巻きを「だし巻き」たらしめていたのは銅、おまえだったのか、と。四角い鍋に薄く行き渡った卵液がぷわ!と膨らんで、調理の初手から見るからにおいしそう。膨らむようすも巻かれるようすも出来上がりのたたずまいもなんかかわいい。ぷくぷくしてる。味は勿論、おいしい。食感の圧倒的向上。ここが本当に、本当に違う!
熱伝導が良いからムラなく焼ける、ってこういうことだったの?!こんなに違うの~~~~~??!?!!と、巷の紹介記事に書かれている言葉を衝撃とともに体感しました。あとメチャクチャ手早くできます。卵液を作って焼きあがるまでものの5分くらい。思わず、ハイ次!ハイ次!と量産したくなる。はっきり言って、これを書いている今も、だし巻きを量産したい欲望がフツフツと滾っています。あ~~~早く帰ってだし巻きたい!玉子焼き以外にも使えます。いわば四角いミニフライパンなので。卵を焼いて良し、ホットケーキなど四角になって、フチがこれまたよく焼けるのでカリカリが楽しめて良し。少し野菜を炒めるとか、肉魚を焼くとかフライ等を揚げ焼きするとか、ちょっとフライパン使いたい、的なことはだいたいできてしまう。

懐深く色々使え、しかも余鍋をもって代え難い玉子焼力(たまごやきりょく)をもつ
『銅製玉子焼き鍋』ぜひ、ぜひ、使ってみてください。