製品について
ひとつひとつ手挽きで拵えた伊賀焼の飯炊釜です。
「土と釉は同じ山のものを使え」という先人の教えの通り、伊賀の職人が、伊賀で取れる土、伊賀で取れる釉薬を使い、ひとつひとつ丁寧に造り上げました。
鍋作りに熟練した陶工の指先だけが 知っているほどよい肉厚と土の締め加減で仕立てています。お米をおいしく炊くための最適な温度変化を釜自体が自然に行い、火加減の調整が必要ありません。肉厚によって熱容量が極めて高く、火を落とした後に必要な高温状態も充分に保ちます。手挽きだけがなし得る伊賀の山土だけの作りによって優れた通気性が確保され、蒸らしながら余分な水蒸気を適度に逃がします。電気ではなし得ない炊飯の極みを実現します。
この土鍋は荒い土が使われているためざらざらした手触りです。石はぜや釉薬のムラがあります。
使い始めは目止めをしてください。そのさい底にひびが入りますが、ぱかっと割れないために入る伊賀焼の土鍋特有のひびです。安心してそのままご使用ください。
製品詳細